[第三回] すぎもとファームさんの豚肉

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今回はマスターを含む5名でじっくりお話を聞かせて頂きました。
みんな真剣です!

終息に向かってはおりますが、今回「口蹄疫」の問題を素通りにはできません。
皆さまもニュース等でご存知かと思いますが少しふれさせて頂きます。
「口蹄疫」とは豚、牛、羊、山羊鹿など蹄が二つに割れている動物が感染する感染症です。しかし感染した豚や牛の肉を食べても人間に感染はしないということです。それでは、なぜ殺処分なのか疑問に思ったので杉本さんに聞いてみました。

「口蹄疫は治る病気。でも治るのを待っていられない。なぜならあくまで食用に育てているから。生きているうちはどんどん菌をばら撒いてしまうし、水泡のせいで餌が食べられなくなるから、肉質が落ちる。食べられないことは無いけど、感染した豚や牛を運ぶことで菌も運んでしまうから。だから、すぐに殺処分にするんだよ」と教えて頂きました。

「美味しいね!」と食べてくれることを、イメージして育てているのに、それをただ、殺さなくてはならない、養豚家や酪農家の方々の気持ちを考えると計り知れない、悲しみや悔しさが伝わってきます。もちろん今後の生活に対する不安も拭いきれないでしょう。

北海道にもたくさん豚や牛がいます。こういった現実を消費者の私達は、どう受け止めどう関わっていくのかを考える良い機会だと思います。
私達もどう関わっていくか真剣に考えたいと思います。

杉本さんは安全安心で健康な豚肉を食べてもらいたいという思いから抗生物質を使用せず育てた豚さんを、着色料、防腐剤、保存料を極力使わずに、お肉やソーセージを作っています。
杉本さんは一見怖い感じの方でした(怒られちゃうかな・・・)。でも、お話を聞いていくうちに、 笑顔になった時の目尻の皺にとても親しみを感じました。一生懸命に豚と関わり、消費者に伝えたいという思いがひしひしと伝わってきました

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笑顔の杉本さん♪

杉本さんの経歴にもちょっとふれてみたいと思います。

お父さんの代から養豚家の杉本さん。実はもとホンダのエンジニアで鈴鹿8時間耐久ロードレースのメカニックチームに籍を置いていました。バリバリ働いていた杉本さんに悲しい知らせが入りました。一番下の弟さんが事故でこの世を去ってしまったのです。実家に戻り、深く深く落ち込んだご両親を見た時に、養豚家を継ごうと決心されたそうです。
それから30年以上、豚さんと向き合ってきたのです。

最後に今回はチームブリッジの一員マチバルキッチン担当の佐々木篤の感想で締めたいと思います。

「今回杉本さんにお話を聞き、TVやマスコミからは得られない貴重な“生”の声を伺う事が出来ました。私達のすぐ近くに、より良い食品を熱心に作り出している方がいる・・・その事は私達料理人にとっても大変心強く、嬉しいことです。その熱い思いをしっかりと受け止めてお客様に美味しい料理を提供する事が私達の重要な役目であると強く感じました。」

チームBRIDGEとは

生産者さんとの架け橋になれたら・・・という気持ちを込めて もめんどきグループのスタッフが旭川近郊の生産者とのつながりを大切に現場見学、取材を重ね、生産から、流通までの道程をリポートします。 コンセプトは「お客様に安心、安全の提供。嘘偽りなく、生産者の想いを大切 に食材を無駄なく、自分達の調理知識、技術等最大限に生かし、生産者、消費者の方々に満足して頂く」 各店に並ぶ限定メニューもご紹介します。

メニュー

[第三回] すぎもとファームさんの豚肉
(2010年9月 9日)
[第二回] おさらっぺ牧場さんの日本短角牛
(2009年3月14日)
[第一回] 剣淵産 三浦さん家の越冬キャベツ
(2009年1月19日)